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大島 大樹、

Author:大島 大樹、
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大島道
いつも少し勇気が足りないアナタへ。 少しでも、勇気付けてあげられれば、、。    大島がお届けする、大島の大島による大島のための日記です。
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今ここにある危機
10月某日。
丑の時。
しずかで平和な一室にヤツ黒い魔の手が忍び寄る。







今日も今日とて、僕はゲームをしていた。
それは深夜にも及ぶものだったが、内容はというとずっとルーティンを繰り返すだけの多少昂揚感に掛けるものだった。

そんな状態でぼーっとコントローラーを握ぎりしめ画面を見つめていると、ふとその視線の斜め右下辺り。
いつもの位置でのいつもの風景に何か違和感を感じた。

ただ、いつもはそこにかばんの手さげ部分がぶら下がっていて、それで驚くことが多々あったので、今日もまたそれかなぁとなんとなく今回の確認には安心感があった。

しかし、その安心感はすぐに振り払われた。

「うおっ!!」

思わず握っていたコントローラーを落としてしまった。
そこには、進化工程を無視し圧倒的な生命力から何億年もの間、夏の嫌われ者として君臨し続ける生命体。
そう、ゴキブリがいたのだ。

10月上旬の思わぬ来客者に僕は戸惑った。
そして、心の中で激しく

(お前、空気読めよ、、、)

思った。

しかし、思うだけではいけない。
このままでは逃がしてしまう。
自分の部屋にゴキブリをのさばらせて眠るなんてコトは怖すぎる。

すぐさま私は行動に移った。
近くにあったなんらかの雑誌を丸め、ゴキブリににじり寄っていく。
しかし、私の殺気に気付いたのか、やつは俊敏かつ大胆に手の届かないところへと逃げていく。

「おりゃ、おりゃ!!」

私の右手も必死にそれを追った。
しかし、全ての攻撃は空を切り、ヤツは私の手の届かない隙間へと逃げ込んでしまった。

落胆する私。
ましてや相手はほぼ茶色の状態。
生まれたばかりだったのだろう、子供のゴキブリに対し心と体を存分にもてあそばれた嫌悪感に包まれた。

しかし、手を出せない状態になっては仕方ない。
とりあえず、次の戦いに備え台所からキンチョールとハエたたきの装備を整え自室に戻った。

そして、またゲーム。
ルーティン。
、、、。

それから10分くらい経った後だろうか、どこかしらからしきりにカサカサという音がしきりに聞こえてくる。

(来る!奴がまた来るんだ!)

そこにいる生命体の恐怖。
しかし、それがいつ来るのかわからない恐怖。
緊張でじんわりと手に汗をかいた。
私はハエたたきを片手に一抹の勇気を振り絞り奮い立った。

だが、ヤツの姿は見えない。
音はすれども姿は見えず。
ヤツの陽動作戦に対し、立ち尽くすしかない。

そんなときに、ふと鈴置洋孝さんの声が聞こえた気がした。

(対空砲火なにやってんの~。)

その瞬間、僕は気付いた。

「うえかッッ!」

・・・。
声が空振りする。

確かにその方向から音は聞こえていたのだが、姿を確認できない。
心に生きていたブライト艦長とのシンクロがあったように思えたのだが、それも嘘だったのか。

思わぬ空振りに少し冷静になろうと、すわりコントローラーを握り締めようとしたその時だった!!



・・・ぽふっ!


「ん?・・・ぎゃあぁぁぁぁぁ!!!」


私の真横に恐怖の大王が堕ちてきたのだ!

刹那に全身に駆け巡る緊張。
締め付けられる心臓。
上がる脈拍。

私はとんでしまいそうな意識を押さえ、近くにあった装備を一気に整えゴキブリと正面から対峙した。

だが、運が悪くゴキブリが落ちてきた場所は私の寝床だった。
しかも、その中でも一番デリケートである枕に、である。

そのままの状態で両者動かず、にらみ合いが続いた。
それはたった10秒か15秒ほどではあったが、私には何時間にも何日にも長く感じられた。
その間に、私は考えた。
私の脳のキャパシティ全てを使って、ここから場所を移し尚且つ確実にしとめる方法を。

しかし、その状態はすぐさま中断される。
私が行動するより先にヤツが動いたのだ。

こういう時、先に動いた方が負けだ。

そういうことは兵法の常識としてあるものだが、今回は違った。
私は勝利ばかり考えるあまり、冷静さを失っていたのだ。
それゆえ、絶好の位置に動いてきたゴキブリに対し、足音で脅かしてしまい、またもや逃げられてしまったのだ。

一度ならまだしも二度までも若輩者にもてあそばれた私のプライドはすでにズタズタだった。

しかし、まだ戦いは終わっていないのだ。
彼がやられるか、私がこの家を出て行くか。
それまで、この戦いは終わらない。
いつしか、そういう空気がこの戦いに蔓延していた。

そして、もう負けられない。
その状況に陥った私は、、。
私は自問自答を繰り返していた。

(俺が負けるのか、、、?)
(あんな小さなものに俺が負けるだと?)
(そんなのは許せない。)
(そんなのはイヤだ!)
(俺は負けない!!)

二度の屈辱。
果てしない逆境。
負けられない。

そんな状況から、私もついに腹をくくった。

守ってはダメだ。
攻めて攻めて攻めまくれ。

今までの戦いを頭に入れ。
第三波を静かに待つことにした。


、、、。
、、、。
、、、。
、、、。
、、、。

静かな部屋だった。
最後の戦いの前には静か過ぎる光景だった。

、、、。
、、カサ、、、。

「、、来たか。」

とうとう最後の戦いが訪れた。
今回は場所の割当も、そして物体の確認も圧倒的に早かった。
そして、『攻める』の言葉通り私は間髪いれずにそこへと向かい攻撃を繰り出していった。


「(そこっ?!)でやぁぁぁぁ!」


バシン!バシン!

シューシュー。

バシン!

シューーー。

バシンバシン!

シュシュー。












終わった。

2戦目と違い、今回の戦いは一瞬のうちにして終了した。

クローゼットの上の段。
向こう側は非常に地の利を活かした良い陣をひいていたが、鬼気迫る軍には歯が立たなかったのだ。


かくして私の平和は守られた。
しかし、これでよかったのだろうか?

長い戦いの間に私にもいろいろな感情が芽生えていた。
もし、こいつと敵ではなく見方として出会えたならば、、、。
あるいは、結末も違っていただろう、と。

ただ、今俺は人間であり、お前はゴキブリだ。
これは変えることが出来ない運命(さだめ)なのだ。
だから、今はおやすみ。


もし、次に生まれてくるときに、お前が人間だったら?
或いは俺がゴキブリとして生まれてくることが出来れば?


たらればの話をしても仕方がない。
私達は生きていく以上、出会い、そして別れを経験するのだ。

ただ、私は一つだけ心をこめて言いたい言葉がある。




博愛なんて言葉はクソくらえだ。
平等なんてものも偽善でしかない。

だけど、罪悪感なく生きるのはもったいなさすぎるから






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ちょっと、志向を変えてみましt






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